避妊手術後の奇妙な行動
避妊手術後、食欲不振気味な我が家のわんこ。
大好きな缶詰をトッピングしても見向きもせず、医師から3日くらいはそんな感じだろうとは言われていたものの、さすがに丸2日飲まず食わずだと脱水症状に陥らないかと心配に。
いつもより寝ている時間が多く、しっぽはやや下がり気味。
やがて、
ブチッブチッ
部屋のどこぞから嫌な音が。
たしか謎の血便が続いた時にも聞きました、この音。
リビングに敷いてあるタイルカーペットを齧る音です。
ダメと言っても聞く耳持たず、おやつで気を逸らせないかとか、おもちゃを投げてみたりとか、苦肉の策を講じてみましたが、まるで何かに取り憑かれてるかのようにブチッブチッ。
毟るというより貪り喰らってるので、これはもう無理やり引き離すしかないと思い手をのばしたところ、
ウウ~
なにやらロージーの体から野生動物の唸り声のようなものが。
ただならぬ殺気に思わず手を引っ込めてしまいました。
わんこの遺伝子の彼方にはオオカミがいます。
そのオオカミを垣間見た瞬間でした。
オオカミは群れで行動する習性ゆえに、飼い主はリーダー的要素を求められるとも聞き及んでおります。
きっと今こそがリーダーの威厳を示すべき時。
一向にカーペットを齧ることをやめず、遂には絵嘔吐きだしたので、ロージー仲間の逸脱行為を諫めるべく再び手をのばしたところ、
ガブッ
それはもう本気噛み以外の何物でもなく。
私の人差し指の先に、じわっと血が滲みました。
ロージーは咄嗟にしまったという顔。
わんこもするんです、気まずそうな顔。
遊んでいる最中にエキサイトしすぎてついカプッとやってしまうことはよくあります。
我が群れ家では甘噛みはカプッでもガプッでもご法度です。
今回はカプでもガプでもなくガブッなので、いつもより強いトーンでダメ!と叱ると、申し訳なさそうな顔をしてしょんぼり。
2日目の夜くらいにようやく食欲が戻り、カーペットを齧ることもなくなりましたが、以後しばらくは寝ているときなどにあまりの可愛さ(親バカ失礼)についつい手をのばしたりすると、咄嗟に迎え撃つような仕草をみせるようになりました。
これまでのロージーの犬生史上、避妊手術はとてもショッキングな出来事だったのでしょう。
術後の体のままならなさにもイライラしてたのでしょう。
私だってガブッとやりたい時が年に何度かはありますもの。
カプでもガプでもなくガブッ
と。
ええ。
手術から1ヶ月ほど経って、やっと不意打ちモフモフ攻撃を仕掛けても怒らなくなりました。
ロージーの中に潜在するオオカミを尊重しつつ、共存共栄ライフを営みたいと思う所存です。
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