幸福の法則
外出時のマスク装備が習慣になって幾久しいこの頃、我が家のわんこの思考回路にもそれはしっかりインプットされているらしく、マスクを装着する時は出かける時=お散歩に行けると己に都合よく解釈しているようです。
マスクに手を伸ばそうものなら、ひっくり返って白目を剝いて寝ていようがすっとんできます。
宅配便がきたのでマスクを装着すると、
娘曰く、ロージーの外出探知センサーは、私たちの着衣によっても異なるリアクションを示すのだとか。
どうやら普段着と外出着の違いを見分けているらしく、外出着から普段着に着替えたときは反応が薄いのに対して、普段着から外出着に着替えたり、見慣れない服などに袖を通したりすると、上から下まで舐めるように見たあと、こちらの出方を伺っていると。
日中の路面温度が高いこのところは、夫と共にYOASOBIに行くのが日課になっています。
YOASOBIは夜に駆けると相場は決まっているのに(最近は朝に駆けていらっしゃるのも見かけますが)、朝だろうが昼だろうが夫が外に出るたびに、すかさず窓辺に駆けて行ってはガラス越しにじっと目を凝らしています。
その背はさながら滾る情念を隠し切れずに唇を噛む女のよう。
バブル時代の歌姫・中森明菜ちゃんが
と歌っておりましたが、
あさきゆめみしの六条御息所は移り気な光源氏にそう言い放ちましたが、
幸福でいるには時に、見ぬが仏、聞かぬが花を腑に落とすことも必要だということがよくわかる事例です。