春なのに
昭和のとある年の春先に斯様なタイトルの曲が流行りましたが、今年の春はまさにそんな感じです。
目には見えぬ脅威に怯え暮らす中、我が家のわんこのお散歩スポットは桜が満開、全身全霊で春の到来を告げています。
袖振り合うお散歩中の方やわんこ連れの方々のお顔は一様にマスクで覆われ、適度な距離を保ちつつかつすれ違わぬように足早に、暗黙のルールが花びらと共に舞っています。
生の桜を心ゆくまで愛でることは叶いませんが、美味しい桜餅でもいただきながらおうちカフェならぬおうちで様々なお花見を堪能したいと思います。
脳裏にコブクロの蕾が流れる散歩の帰り際、、ひとひら風に舞う花弁に亡き母を思えば、
誰憚ることなくロージーが憚る2020年春です。