芋蔓式不運

代引き支払いでドッグフードを購入した時のことです。

いつもは発送完了メールが来た翌日に商品が届くのですが、今回はメールが来る前に商品が届きました。

荷物を受け取りに出ると、いつもの配達員さんとは違う配達員さんでした。

代金を取りに踵を返したところで、釣銭がないのでという配達員さんの声が聞こえてきました。

こちらも細かいお金がなかったので、その旨を伝えると微妙な間の後にまた来ますとのこと。

言葉尻や表情から、なんとなくイライラ感が伝わってきます。

2024年問題を前に、配達員さんのご苦労が度々報道されています。

代引き支払いで購入した場合は発送完了メールが届いた時点でなるべく釣り銭のないように用意しておくのですが、今回はメールが届く前に商品が届いてしまったので、準備が間に合いませんでした。

そして、こんな時に限って一万円札しかないという始末。

雨の中肩をすくめて車へと戻って行く配達員さんの背にごめんなさいと謝りました。

それからほどなくして発送完了メールが届きました。

何もかもがすれ違って噛み合わない、まさにそんな感じの出来事でした。

でも、思い直せばそうでもありませんでした。

その日にフードを配達してもらわなければ、次の日の夕飯あたりからフードが切れてしまいそうだったので、慌てて買いに走らねばならないところでした。

しかも療法食なので、動物病院まで買いに行かねばなりません。

在庫があるかどうかもわかりません。

配達員さんがこの日に届けて下さったお陰でその憂き目を見ずにすみました。

メールは通信関係の不具合などで遅延もあるので、次回からは購入した時点で代金を用意しておこうと思いました。

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