謎の血便リターンズ

血便騒動から約2週間経ったある日のこと。


少々軟便気味だった最初の排便から間を開けずに踏ん張ったと思ったらまたもや悪夢の再来でした。

そして、何故か妹の来訪と重なる謎の血便。




妹  もしかして私が原因なんじゃ…




私 ち、違うと思う…よ?うん…




医師 ここ最近何か変わったことはありませんでしたか?
     

たとえば人の出入りとか。




妹にとてもよく懐いているのですけどね。

はしゃぎすぎてしまうのでしょうか。

子供が知恵熱を出すのと同様に。


思えば前日は丸一日寝てばかりいました。

食欲も元気もありませんでした。

今回は思い出せる限りの気になる症状をメモに記して持っていきました。



土曜日の午後や日曜日や祝祭日も診て頂ける病院なので本当に有り難いです。

娘は午前中のみの勤務でしたので、今回は同行。


診察台では保定のお手伝いをしてました。

一週間ほど前、猫ちゃんを保定する際にがっぷり噛まれてしまったらしい娘の親指の付け根にはまだ生々しい傷跡が残っています。
(勤務先の医師が飼い主さんの仰る旨を聞かずに、洗濯ネットを使用せずに診察したことがそもそもの原因という、ちょっとモヤッっとした話です。労災扱いになったそうです。)

学生時代から度々このような傷をつくって帰ってきてました。

思わず涙がこぼれてしまったこともあったそうな。


傷の痛みは物言わぬ動物たちの心の痛みと肝に銘じて、めげずに精進して欲しいものです。


血液検査の結果は異状がありませんでしたが、食欲がなく血便も出ているということで、前回同様3日間点滴通院の後投薬治療のお沙汰が下りました。



診察が終わって待合室に戻ると、お隣の診察室の奥から声ともならぬ声が。


あれは柴だな~。


待合室に響き渡る悲痛な叫びを聞きながら娘が言いました。


それから間もなくしてエリザベスカラーを首に巻いた柴犬が診察室から出てきました。

柴犬は賢くて飼い主に忠実な犬種柄、反面トリミングの実習では手古摺ることも多かったそうな。

柴犬に限らず、配慮が必要な子にはカルテにマークがついていて、そのマークが幾重もの〇で囲まれたりすると、終始緊迫感溢れる作業だったそうです。

それだけに、御迎えの時に飼い主さんに尻尾をフリフリしている姿は何とも言えない可愛いさでしょう。



点滴の影響か、ロージーは帰宅後ずっと寝ておりました。

時折目を覚まして立ち上がろうとするのですが、身体が言う事を聞かないといった風です。

点滴を打った日は一日こんな感じです。

必死に見開いた目は三角形でウルウル。

斯様な事態でなければねんねの呪文を連発したくなるところです。​​

 






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