イヌのココロー~INUPATHY~
先日NHKで放映されたコロナ禍における犬の問題行動と対処法についての特集番組を観て知ったINUPATHY。
わんこのココロがわかると聞いて内心尻尾ブンブンでポチってしまいました。
衝動買いするにはちょっと…というお値段にはこの際目をつぶって、自分へのご褒美ということで無理やり正当化することにします。
何のご褒美かは謎ですが。
購入後三日ほどで届きました。
さすがメイド・イン・ジャパンとあって作りも梱包も丁寧で、心音を検知するためのセンサーマイクと充電用のUSBケーブルが収納されている小箱の中の衝撃吸収剤にまでわんこへの愛を感じます。
胴回り45-85cm用と32ー45cm用の2サイズ、色は赤・白・ブラウンの3色から選べます。
ロージーは胴回りが35cmなので32ー45cmサイズを購入しましたが、同包されていた短めのベルトの方ににつけ替えました。
既製サイズで合わない場合は、対応して下さるようです。
毛色と同系色のブラウンにしました。
早速装着。
ハーネスは伸縮性があり、ベルト部分はゴム、しかも軽いので嫌がる素振りもなく、装着したまま普通に生活できそうです。
普通に生活しながら内心ダダ漏れという、人間版があったらと考えると空恐ろしい文明の利器です。
心理状態は心拍によって計測され、色によって表示されます。
緑 リラックス
白 集中・興味
赤 興奮
紫 ストレス
虹色 ハッピー
虹色 ハッピー
もふもふの体の内が清浄なものばかりで満たされているわんこは(邪悪なものがあるとすれば、それはきっと人間が植え付けたものであって)、ライトの色がいかなるものであったとしてもいとおしさが増すばかり。
ロージーの場合、まったりくつろいでいるときや、これといって目的もなくトコトコ歩いている時は緑、クンクン嗅ぎまわっている時は白、お散歩前や家人が帰宅した時などは赤、紫色を示したのは、スプレー(接着剤凝固薬)を使用した際の残り香を嗅いだときと、トイレ上でクルクル回っているとき、ごはんやお散歩に行くまでの待ち時間が思いのほか長かったりと、期待通りの結果が得られなかった場合でした。
それにしても、匂いがストレス源となりながらもクンクン嗅がずにはいられない犬の習性。
遠い日の夕暮れ、門限である夕方6時を過ぎれば母の鬼の形相が脳裏を過っても、役場のサイレンに鼓膜を塞ぎ、衝動にまかせて鬼ごっこのコンティニューボタンを押してしまう、あの一瞬の倒錯を思わせます。
あの一瞬の私がこのINUPATHYを装着していたなら、虹色と紫が忙しなく点滅していたことでしょう。
白色と赤色を点滅させながら家の家のドアノブに手を掛けたことでしょう。
そして次の日もまた次の日も、紫一色に彩られた結末が待ち受けていることをまざまざと知りながら、同じ過ちを繰り返すのです。
ダメ。
と制せば、不満の色を顕わにしながらもちょこんとお座りをしてみせるわんこのロージーの方がずっとお利口さんです。
その罪なく尊いばかりの心の内を、ストレスを与えない程度にこっそり覗いてみたいと思います。
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