ロージーとの出逢い⑥
一通り説明が終わり、オーナーさんが子犬をクレートに戻すと、子犬はその場にヘタりこむように寝そべりました。
葛藤に決着を着けねばならないときがやってきました。
娘に救いを求めると、
この子がいい。
と意思は固く、 夫は夫で
この子がいいんじゃない?
と、極めて楽観的。
息子はといえば、わんちゃんだらけのお部屋で何故かオカメインコの動画を見ている始末。
この時彼の心の中では嵐が吹き荒れていたことを後々知り、胸が痛みました…。
息子は子供のころから鳥推しでした。
オカメインコを飼ってみたいと事あるごとに言ってました。
私は実家で猫を飼っていたので、ずっと猫推しでした。
性格はもとより、食べ物の好みや、真夏でも毛布を手放せないところまでそっくりな夫と娘は2人そろって犬推しです。
ふと視線を感じました。
視線の元をたどると、例の子犬がじーっとこちらを見ています。
私は再び子犬の傍へ行って
ウチに来る?
と聞いてみました。
子犬は思いっきり目を逸らしましたが、もう私の心の中で決心はついてました。
この子を譲って頂けませんか?
待ってましたとばかりにオーナーさん再登場。
いつの間にやら他のお客さんがいらしていて、そちらの応対をされていました。
とはいえ、子犬を連れて帰れるとは思っていなかった今日は手ぶらで来てしまったので、慌ててクレートを買いに行こうとすると、
大丈夫です。
何がどう大丈夫なのかの検討もつかないまま、保険の手続きなどを済ませ、餌やトイレや備品などを購入したところで子犬がやってきました。
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