謎の血便①
とある朝、めずらしくう〇ちダンスもせずにふんばりポーズをしたと思ったら少々軟便気味でした。
ロージーは日に1,2度、食事後の排便が習慣なのですが、さほど間を置かずしてまたかと思ったらなんと血便が!
血性の粘液便でした。
幼少の砌から何度かお腹を壊したことはありますが、大抵は1,2度下してケロっと治ってました。
しかも元気でした。
血便をしたのは初めてです。
最初の排便から10分くらい間を置いて、またしてもふんばっています。
量は少なめですが、赤い粘液便をしました。
ふんばり終わったと思ったら今度は嘔吐。
白い泡状の液体(胃液?)と一緒に何やら青緑色の異物を吐き出しました。
思い直せば、朝ごはんを食べませんでした。
トッピングなしのドライフードだったので、いつものストライキかと思ってましたが、食欲がなかったのかもしれません。
異物は広げてみたところ薄いスポンジ状でした。
ぬいぐるみなどに詰まっているそれと似た形状ではあるものの思い当たる節はなく、記憶を辿れば、数日前にオムツを毟っていたことを思い出しました。
もしかして、
が腸に詰まってる?
娘曰く、スポンジや綿状の異物というのは厄介なのだそうな。
腸などに詰まってしまうと開腹手術になるのだとか。
病院へ行く準備をしている間も、ベッドで丸くなったかと思えばすぐに立ち上がってトイレへを繰り返し、その間隔はどんどん狭まっていき、遂には2~3分おきに。
涙目になるほど力んでいて苦しそうです。
もはやふんばったところで血性の粘液が1、2滴落ちるだけに。
お散歩に行けると勘違いしてるのか、ハーネスを装着したら尻尾を弱弱しくフリフリしています。
車で10分ほどのところにある動物病院へはいつも娘が付き添っているので、私が同行するのは今回が初めてです。
待合室ではワンちゃんやネコちゃん達が不安そうな面持ちで飼い主さんの懐に抱かれて診察の順番を待っています。
何らかの処置の最中なのか、診察室の奥からはウォ~~~~ンという悲痛な鳴き声が定期的に聞こえて来ます。
ロージーちゃん、今日はどうされましたか?
看護師さんの柔らかい笑顔を見ただけで救われたような気がします。
ワンちゃんネコちゃんや飼い主さんにとってその存在こそが安心感、娘もそんな動物看護師になって欲しいと心底思いました。
と、ホッとしているのは私だけでロージーは明らかに怯えています。
ほどなくして名前を呼ばれ、いざ診察室へ。
出迎えて下さったのは、これまた笑顔が素敵な若い美人の女医さんでした。
経緯を話して、先ずは体重測定。
2.3kgでした。
ティーカップサイズのお父さんより大きく育ったようです。
続いて検温。
どうやって測るのかと思えば、そこなのかという場所へ体温系をプスッと。
39.5度ということで、少し熱もあるようです。(犬の平熱は38~39度だそうです)
血液検査とレントゲン撮影とのことで、ロージーとはしばしお別れ。
我が子たちの病院に付き添うということもとんとなくなった今、久々に思えるこの緊張感と不安感。
血液検査の結果が出るのを待って再び診察室へ呼ばれました。
先生は聊か神妙な面持ち。
検査の結果は、炎症値(CRP)と肝酵素値(ALT)が高いものの、レントゲンにはこれといって目立った所見はないとのこと。
原因として考えられるのは、人の出入りなど環境の変化(遠方から妹が来てしばらく滞在してました。)、食べ物の変化(フードを切り替えている最中でした。)、気温の変化(夏場ゆえに、エアコンで冷えたお部屋と外気の温度差。)によるストレス性の胃腸炎か、なんらかの中毒症状による肝障害(虫や観葉植物を口にした場合でも中毒になることがあるそうです。)か、レントゲンには写らない異物(オムツのスポンジ?)が直腸あたりに詰まっているか。
CRPが高いという事は体内で何等かの炎症が起きているということは確かなので、解熱剤と抗生剤と吐き気止めと栄養剤の混合点滴を打ってとりあえず様子を見て、明日また来るようにと言われて帰宅しました。
これでよくならないようなら、バリウムを飲んで内視鏡検査になるとか。
帰宅後、ロージーはずっと寝ておりました。
点滴が効いたのか下痢嘔吐は止まりましたが、原因がわからないのでまんじりともせずといった一夜でした。
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