菩薩か般若か
筋金入りの花粉症のため、この季節の外出はマスクが欠かせません。
スギよりもヒノキ派なので、3~5月がまさに檜舞台といったところ。
花き業界在職中に、洋菊類にもアレルギー反応を示すということが判明致しました。
和菊は全然平気なのですが。
そもそも花粉症なのにどうしてこの仕事?
というようなことを度々聞かれましたが、
お花が好きなので。
と、答えるしかありませんでした。
週に1~2回、お花が1輪10円で購入できるのが密かな楽しみでした。
毎年花粉症のシーズン前にマスクを多めに買い置きしています。
今年に限ってはそのマスクを家族総出で消費してるので、いい感じにオンシーズン序幕で在庫がきれそうです。
加えて現在はコロナウイルスの影響でマスクは品薄状態。
貴重品と化しているそのマスクがロージーは大好きです。
噛み応えや歯ざわりが好きなのか、原材料に心惹かれるのか真意のほどは計りかねますが、こちらのついうっかりを目ざとく見つけては持ち去ってこそっとカミカミしています。
使用済みのものは言語道断として、未使用の物でも遊んでいるうちに噛みちぎって食べてしまう恐れがあるので、その場合はフェアトレード法で取り上げます。
フェアトレード法につきましてはコチラの記事をご覧頂けると幸いです。
しかし、フェアトレード法を乱用しすぎると、そういったシステムだという誤認識が生まれることが懸念されます。
なので最近は積極的に不動明王菩薩法も取り入れるようにしております。
不動明王菩薩法とは、主にロージーが悪さをしたときに施行される叱咤激励法です。
と言い放った直後に、
大袈裟気味に眉根を寄せて小鼻を膨らませた状態でロージーを見据え、
ただならぬ視線に気づいたロージーがマスクを離してお座りをしたら破顔して大袈裟に褒めちぎる、といった流れです。
不動明王のあの鬼の如しの形相は、決して悪者をこらしめるべく睨みをきかせているのではなく、己が煩悶の海で溺れもがく者を必死に救おうとしている様なのだと知って、いたく心を打たれたことがありました。
般若と見紛う飼い主の相貌の奥には、悲壮なまでの愛がこもっていることを動物の勘で悟ってほしいものです。
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