キャバリアのはずだった続編
キャバ子ちゃんとのお別れ後幾日かして、今度はとあるペットショップのホームページのとある子が目に留まりました。
キャバ子ちゃんにつきましてはコチラの記事をお読み頂けると幸いです。
これまたキャバリアの女の子で毛色はブラックタン、利発そうでとても愛嬌のある顔立ちの子でした。
見れば見るほど愛着がわいて、実際に会ってみたいと思うようになりました。
娘はもちろん二つ返事で、夫もまんざらでもない様子。
息子は相変わらず、
ヨウム。
と、強固な鳥推し。
ヨウムはとても長生きするらしく、私が先に虹の橋を渡ることになりそうなので却下。
会いに行きたいとはいえ、その子のお里は真田発祥の地とも言われる信州上田。
お散歩がてらに行ける距離ではない故に悩みました。
三行ほど悩んでその年の家族旅行は
と相成りました。
史跡めぐりや果実狩り、何度か訪れたことがある信州ですが、180度パノラマで臨める麗峰は圧巻で、空気も澄んでいて食べ物も美味しく、街並みは歴史情緒溢れ、もう一度人生が許されるならば終の棲家は信州にと思うくらいの推しスポットです。
上田も一度だけ訪れたことがありますが、今回は史跡は横目に、先ずはその子がいるペットショップへ直行。
出発時間が押した上に道中は休憩ばかりしていたので長野入りした時にはすっかり日は暮れて、あたりは薄闇に包まれておりました。
上田に抜ける峠道は鬱蒼としていてすれ違う車もなく、このまま神隠しにでも遭ってしまうのではないかと不安に駆られるほどのうら寂しさで、友人が止めるのも聞かず深く山に分け行っては心細い思いをした遠い日を思い出しました。
さすが真田の里といった風情です。
峠道を抜けて町明かりが見えたときはホッとしました。
大きなショッピングモールに併設されたお店は思っていたよりも広く開放的で、雰囲気も明るく大勢のお客さんで賑わっておりました。
店員さんたちのやる気もムンムンと伝わってまいります。
そして、ガラスケースの中には、ベッドをひっくり返して毟っている元気いっぱい上田の真田のキャバ姫(仮名)が。
抱っこしますか?
一処に張り付いて動かぬ私たちの背に、すかさずどんでん返しから現れた真田の刺客店員さんが声をかけてきました。
飛び出てきたキャバ姫はもう尻尾高速フリフリで娘の顔をペロペロ。娘はメロメロ。
このまま駆け落ち連れて帰りたい衝動に駆られましたが、旅の道中とあって心残りのまま上田を後にしました。
家に帰りついてからショップのホームページを見ると、キャバ姫はまだそこいました。
決断を下せないまま一日一日が過ぎていき、ある日いつもの通りページを開くと、御輿入れ家族が決まりました。
幾度となくクリックした愛らしい写真には一言そう添えてありました。
寂しい反面、ホッとしました。
もう幾日かしていたら、迎えに行ってしまってたかもしれません。
然すればロージーとの出逢いも今の生活もなかったと思えば、それもまた運命だったのでしょう。
道中立ち寄った野辺山のリンクにて。
前後に伸ばす手が左右反対故にクロス滑走でカーブを描くことができず、壊れたロボットのような動きで直線滑走していた父を見かねた娘と、その一部始終を見て爆笑している息子の図です。
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