2歳と22歳と
世界中がコロナ禍に喘ぐ中、我が家は我が家でいろいろとありました。
いろいろとある中で、その存在こそが我が家の癒しであるロージーは2歳になりました。
初ヒートが煩わしかったのか、生活環境が変わったことによるストレスだったのか、はたまた何か変なものでも口にしてしまったのか、昨年はロージーの体調が思わしくなかったので何もしてやれませんでした。
今年は何事もなく迎えられた誕生日、特別感満載なデコレーションケーキでもと思うところですが、一応なんらかの食物アレルギーがあるかもしれないことを考慮して、今まで食べても大丈夫だった食材のみで手作りすることにしました。
手作りといっても、フードを砕いてカボチャと和えた土台にボイルササミをフレーク状にしたものをトッピングしただけです。
彩り兼ローソクはニンジンです。
謎の血便事件以来、下痢をすることはなくなりました。
妹はすっかり家族の一員としてロージーの頭の中にインプットされたようで、彼女の名を出そうものならすかさず玄関へと走って行き、扉の向こう側を見つめては耳をすませています。
ロージーの誕生日からほどなくして娘も22歳になりました。
クリーム系が苦手な娘には、
恒例のお寿司ケーキを。
私が体調を崩してしまったせいでほとんど自作させてしまいましたが、錦糸卵やお刺身の切り方などは娘の方が遥かに上手なのです。
お寿司ケーキの右隣は、夫の職場の方お手製のアップルパイです。
普段からパン作りなどを趣味にされている方で、よくお裾分けを戴いているのですが、これがまた何を食べてもプロ級の味。
何やら娘の誕生日にちなんだ希少なりんごで作って下さったそうで、りんごのフィリングの絶妙な甘みと酸味といい、生地の舌触りといい、粋で真心のこもった感動的な美味しさのアップルパイでした。
娘もペロリと完食。
その娘が私の誕生日に贈ってくれたのは
くるみとバナナのケーキとローストビーフでした。
チョイスの理由を問えば、いつだかの私がネットの料理レシピを見ながらこれ美味しそうと言い放っていたのを覚えていたのだとか。
美味しいローストビーフが食べたいねえとものたまっていたことがあったのだそうな。
普段から口数少なく何事にも頓着なく塩対応な娘が、何気ない母の独り言を聞き留めてくれていたことが意外でした。
遠方在住の親友からは大好きな薔薇の花が届きました。
精巧な花弁故にプリザーブドと思いきや、なんと生花。
薔薇に囲まれて仕事をしていた日々を思い出します。
今はその職場で娘がせっせと働いています。
どうか幸多き2歳と22歳でありますように。
突堤先端の釣り人は夫です。
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