おつかれさま
我が家の面々は仕事帰りに必ずラインを送ってきます。
私はそれに対して
と、返信します。
スマホが鳴るとやがて家人の誰かしらが帰ってくる。
そのロジックをいつ知ったのか、ラインの通知音が鳴る度にロージーが反応するようになりました。
爆睡モードであっても、ピンコーンと鳴ると弾かれたように頭を擡げます。
娘の趣味はゲームです。
高校受験を機会にスケートに打ち込んでいた時間がぽっかりと空いてしまい、その隙間を埋めるかのようにゲームに没頭していた時期がありました。
生活のリズムが乱れ、雷を落としたこともありました。
邪な動機で言い寄ってくる輩に惑わされ、かくもネットの海というものは誠を装う嘘で溢れてる故に、敵を捉える動体視力と同じくらい、真実を見極める目を養わねばならないのだと窘めたことも。
娘時代、母に言われたことと同じことをくどくどと娘に説いている今、あの日の母の苦悩が痛いほどよくわかります。
社会人となった今も、その頻度こそ減ったものの余暇はゲームをしています。
そんなこんなでロージーのライバルはゲームです。
何故なら、ゲーム中はかまってもらえないからです。
なにやらブツブツ独り言を吐き散らかしながら、親の仇のようにコントローラーをカチャカチャといじり倒す謎の時間が始まるたびに、飼い主の寵愛を一身に受けるあの不可解な四角い箱がこの世からなくなってしまえばいいのに。
そう思ってるかもしれません。
そしてふて寝から目覚める頃、
ゲーム仲間と挨拶をかわし、コントローラーを置く音に飛び起きては、娘の元へ駆けていきます。
この宿業は、生後3ヶ月のときに既に悟っていたような気がします。
こんにちは、こんばんは、ありがとう、ごめんなさいに続いて、一生のうちに幾度となく口にする、在職中は何気なくつかっていた
私にとっては主婦業ゴールデンタイムの幕開けの呪文であり、ロージーにとっては寂しい独り寝の終了の合図なのです。
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