蝶番があれば
数日前、昼寝から起きた直後から様子がおかしい我が家のわんこ。
いつになく元気がなく、尻尾はだらりと下がり、こころなしか涙目で。
座ったり立ったり伏せをしたりという動作が鈍く、とても辛そうに見えました。
ロージーは、出会った時に既にパテラのグレード1でした。
もしやグレードが進んでしまったのではないかと、不安と覚悟に駆られる中病院へ。
痛みの根源はパテラではなく腰でした。
レントゲンの結果骨には異常はなく、軽い捻挫かヘルニアだろうとの診断でした。
昼寝の前に走り回って遊んでいたので、その時に痛めてしまったのかもしれません。
ブロック注射と痛み止めの薬を処方してもらい、腰はクセになると厄介なので、治るまでは基本安静に、段差は一切禁止、抱っこのときはお尻からお腹に腕を差し込む形で水平にとの詔を賜って帰宅しました。
その飼い主も腰の痛みには覚えがあります。
いわゆるギックリ腰です。
2~3日間はトイレに踏み出す一歩ですら事前のイメトレと一大決心が必要だった記憶が、人生の黒歴史フォルダ内に鮮烈に刻まれております。
ベッドの上に放ってあったハンガーに手を伸ばした一瞬、腰のあたりからいやな音がしたと思ったらそこから一歩も動けなくなったというていたらくです。
ロージーが我が家にやって来る前のことでしたのでセーフでした。
ロージーがいたら介護犬を担ってもらわねばならないところでした。
一週間くらいしてやっとヨロヨロと歩けるようになり、痛みが引いたのは2週間ほど経ってからで、完治するまでには1ヶ月くらいは要したと思います。
ロージーも罹患して数日はしょんぼり過ごしておりました。
ここにきて尻尾も上がり歩みも軽やかになり、ホッと胸をなでおろしております。
良いニュースもありました。
体重が500gくらい減ってたよ!
とは病院に付き添った娘談。
野菜かさまし作戦が功を奏してるようです。
その娘のスケート現役時代の腰は、蝶番がついてるのではないかというくらい気持ちよく反り返っておりました。
ロングアゴーなガラケーで遠目からの撮影なので画質がアレですが、
えーなにこれ、絶対に無理だわ。
今となっては他人事のようにのたまう娘と、膝に蝶番があれば尚良しな母と、猫の柔軟性に憧れるわんこは、お散歩解禁のお沙汰が下るまでは、一緒にゴロゴロ寝て過ごそうと思います。
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